Elite Dangerous: Horizonsのライセンス形態(2016年2月6日以降)

去る2月6日にElite: DangerousおよびElite Dangerous: Horizonsのライセンスおよびパッケージ形態が変更されました。

昨年8月にドイツで開催されたGamescomでElite Dangerous: Horizonsの発表が行われて以降、DLC販売や月額課金が当たり前となった今ではあまり馴染まないパッケージ形態や販売方法で混乱を招き、当初から評判が良くありませんでしたが、昨年12月の正式リリースから2ヶ月も経たずに変更となりました。開発元のFrontier Development社もこれについて何度も説明を繰り返し、理解が深まるように努力はしていましたが、結局最後まで既存のElite: Dangerousをプレイしていた人はもちろん、新規で始めたいという人も「結局どれを買ったら良いの?」という疑問や「HorizonsはDLCなのに高い」という誤解は最後まで消えていなかったように思います。実際私も同じ疑問や誤解を直接、間接問わず何度も見聞きしました。正直、なぜこのタイミングだったのか、もっと早くに、できれば昨年12月15日の正式リリース前にできなかったのかという思いがぬぐえませんし、またこの変更に関する発表も直前の2月5日に行うという唐突さも相まってあまりいい印象はありませんが、ともあれ今後購入を検討される方にとっては分かりやすい内容になったと思います。

さて2月6日以降のライセンスおよびパッケージ形態は以下のようになっています。

  • Elite: Dangerous 
    • ベースゲームでElite: DangerousおよびElite Dangerous: Horizonsをプレイするにあたり必須のもの
    • これ単体ではシーズン1(後述)のコンテンツしか遊べない
    • 公式ストア販売価格: 19.99英ポンド、29.99米ドル、1,499.00露ルーブル
    • Steam販売価格: 3,520円
  • Elite Dangerous: Horizons – Season Pass 
    • Elite: DangerousのDLCで、Elite Dangerous: Horizonsをプレイするために必要なもので、これ単体ではゲームをプレイすることは出来ないため、プレイするためには上記の「Elite: Dangerous」が必須
    • シーズン2(後述)のコンテンツが遊べるようになる
    • 公式ストア販売価格: 24.99英ポンド、37.99米ドル、1,875.00露ルーブル
    • Steam販売価格: Steam 4,400円
  • Elite Dangerous: Deluxe Edition
    • 上記「Elite: Dangerous」と「Elite Dangerous: Horizons – Season Pass」が同梱され、さらに機体のペイントジョブやコックピットに飾れるボブルヘッドなどがおまけでついてくるお得パック
    • 公式ストア販売価格:  39.99英ポンド、59.99米ドル、2,998.00露ルーブル
    • Steam販売価格: 7,040円

Elite: Dangerousはシーズン制となっており、1シーズンは約1年となっています。シーズン1と呼ばれる昨シーズンは2014年12月26日から2015年12月14日まで、シーズン2となる今シーズンは2015年12月15日から約1年です。2016年2月17日現在、シーズン1とシーズン2の違いは惑星や衛星の地上に着陸出来るか否かぐらいしかありませんが、自分の分身となるコマンダーの外見などのカスタマイズ、1隻の船に最大4名まで乗船可能なマルチクルー、地上で回収した素材を元に武器や装備を作成できるクラフト機能といった新コンテンツはシーズン2にしか追加されません。シーズン1の内容だけ遊べれば満足な場合は「Elite: Dangerous」を買うだけですが、地上への着陸や今後実装される新コンテンツも遊びたい場合には「Elite: Dangerous」と「Elite Dangerous: Horizons – Season Pass」の両方を合わせて買う必要があります。ただしこれから新規で購入される場合は「Elite Dangerous: Deluxe Edition」のほうが900円ほどお得です。

なおシーズン2では以下のコンテンツが追加される予定です。

  1. Planetary Landings
    惑星や衛星の地上に着陸し、SRVと呼ばれる地上走行車両に乗って地上を探索できる。既に実装済み
  2. The Engineers
    ミッションシステムと鉱物などの収集要素に変更を実施し、収集した素材をもとに自分だけの武器などを作成できる。2016年春に実装予定
  3. Guardians
    大型船から小型の戦闘機を出撃させることができる。2016年夏に実装予定
  4. The Commanders
    1隻の船に最大4名まで乗船、協力プレイが可能になる。2016年秋実装予定
  5. 未定
    シーズン2最後の機能拡張。内容と時期は未定

 

以下、買い方指南です。

Elite: Dangerousをまだ持っていない

シーズン2に対する興味 何を買うべきか 備考
Elite: Dangerousをプレイしたいが、シーズン2には興味がない Elite: Dangerous  
Elite: Dangerousをプレイしたいが、シーズン2もプレイするかどうかまだ分からない Elite: Dangerous  
シーズン2に興味があり、最初からシーズン2のコンテンツで遊びたい Elite Dangerous: Deluxe Edition 「Elite: Dangerous」と「Elite Dangerous: Horizons – Season Pass」の2つを同時に買うよりも900円ほどお得

Elite: Dangerousを既に持っていてプレイしているが、シーズン2には興味が無い

特に何もする必要はありません。シーズン1のサービスは継続されますのでそのままお楽しみください。

Elite: Dangerousを既に持っていてプレイしているが、シーズン2も継続して遊びたい

Elite: Dangerousを入手した経緯 Elite Dangerous: Horizons – Season Passを買う必要があるか? 何を買うべきか?

Kickstarterで80ポンド以上の投資をした

2014年7月29日以前に公式ストアでPremium Betaを購入していた

2015年9月14日以前に公式ストアでLifetime Expansion Passを購入していた

ありません なし

2014年7月29日以降に公式ストアでStandard Betaを購入していた

2014年9月13日以降に公式ストアでMercenary Editionを購入していた

2014年12月26日以降に公式ストアでElite: Dangerous製品版を購入していた

2015年4月2日以降にSteamでElite: Dangerous製品版を購入していた

あります

Elite Dangerous: Horizons – Season Pass