人類とThargoidsの歴史

9月14日(日本時間9月15日の早朝)にYoutube公式チャンネルにて行われた生放送「Thargoid Lore Run and 2.4 Release Date Livestream」で2.4のリリース日が9月26日と発表されましたが、その生放送内で司会進行役でシニアコミュニティマネージャの「エド」ことエドワード・ルイス(Edward Lewis)氏の朗読により人類とThargoidsの歴史について紹介があり、その全文が公式フォーラムにて「[Livestreams] Pre-2.4 Lore Stream Summary」として掲載されましたので以下にご紹介します。


3125年

サーゴイド(Thargoid)に関する伝説は今からおよそ200年前の3125年から始まる。記録によれば複数のパイロットが不思議な八角形の宇宙船により魔女の空間(*1)から放り出され攻撃を受けたとのことである。目撃者によればその不可思議な船はあり得ないほど速く、かつ高い機動性を有していたと話している。これらの状況から命からがら逃げ延びたパイロットたちは一様に自分たちが地球外生命に遭遇したと確信し、このエイリアンを「サーゴイズ(Thargoids)」と名付けた。

これら一連の接近遭遇事件のニュースが広まるにつれて、このインターディクションはそれ以前に発生した人類による攻撃への報復ではないかという噂が浮上してきた。連邦諜報局からのリークによれば、サーゴイドによるインターディクションが始まるより少し前にベライアス(Veliaze)星系の入植者たちがある地球外生命体の代表団に遭遇し、彼らを攻撃したことを示しており、サーゴイドによる攻撃はこの最初の攻撃に対する報復であるとの複数の意見があった。

ほどなくしてサーゴイドとの接近遭遇の報告は急に途絶え、その後数十年間に渡りサーゴイドとの接近遭遇に関する確かな情報は一度も伝えられることはなかった。

*1: witch-space。所謂ハイパースペースのこと

3250年

それから100年以上経った3250年、この長期にわたるサーゴイズの失踪は対サーゴイド秘密作戦の直接的な影響であったという可能性があるとの複数の報告が明るみになった。 銀河系海軍予備軍(Intergalactic Naval Reserve Arm、INRA)として知られる組織がサーゴイドの技術に対抗するために特別に設計された化学兵器を開発したという噂も流れた。マイコイドウイルスとして知られるこの兵器はサーゴイドのハイパードライブシステム内部に存在すると思われているプラスチックポリマーを攻撃するように設計されている。このウイルスがサーゴイズ自身にも害を及ぼすいうことが明らかになり、この事実はエイリアンの体内にある種のポリマーらしき物質が含まれている可能性があるという推測につながった。

3301年

5月、未知のアーティファクト(Unknown Artefacts)として知られる神秘的な物体が宇宙に浮かんいるのを発見された。 アーティファクトは独特の音を放ち、それらを運ぶ船にダメージを与える能力を持っていることが判明したが、どのような過程を経てそのような結果をもたらすかについては全く分からなかった。

6月、アーティファクトから発せられる音にはモールス信号で暗号化された彼らの居場所が含まれていることが発見された。

10月、未知のアーティファクトが近隣の船をスキャンし始めた。アーティファクトから発せられる音にはスキャンした船のワイヤーフレーム画像が含まれていることが分かった。しばらくするといくつかのスターポートが不可解な誤動作を経験し始め、その後数ヶ月にわたってそのような問題を経験したステーションの数が増えていった。

12月、異生物学者のイシュメル・ペイリン(Ishmael Palin)教授は未知のアーティファクトと銀河中のスターポートを悩ます技術的問題との間には関連性があると推測した。

3302年

1月、いくつかの星系でフジツボと呼ばれる奇妙な有機構造物が複数の惑星で発見された。これらのフジツボはメタ合金(meta-alloys)と呼ばれる素材を生みだした。それから間もなく、ペイリン教授はアーティファクトが銀河中のスターポートに影響を与えている技術的な問題の原因であることを確認した。彼はアーティファクトがステーションから吸い込んだ物質を自身の修復のために使用すること、またそれによって機械的な不具合を引き起こすことを発見した。

3月、メタ合金には未知のアーティファクトの破壊的な影響に対抗する力を持つことが確認された。

7月、メローペ(Merope)星系にて複数のアンモニア天体の周りに未知のプローブ(Unknown Probes)として知られる神秘的な物体が発見された。アドバンスド・ディスカバリー・スキャナーによる調査によって、このプローブはスキャンしようとする船を一時的に無力化する電磁パルスを放出することがすぐに判明した。このパルスに続いて、謎の暗号化された画像を含む音声が一気に流された。

8月、プレアデス星雲(Pleiades Nebula)の惑星で奇妙な船の遺物が発見された。

9月、未知のプローブがCol 70セクター内のある場所にデータを送信していることが判明したが、Col 70一帯は封鎖されているためそれ以上の調査は続行できなかった。

11月、HIP 17862星系で8月に発見されたものとほぼ同じものとみられる2つ目の奇妙な難破船が発見された。

3303年

1月、あるパイロットがハイパースペース中に見たこともない船からインターディクトされた。銀河中の人々はこの謎の船とプレアデス星雲で発見された難破船の間に共通点があることに気づいた。その後数週間のうちに、さらに多くのインターディクションが発生した。

5月、マイア(Maia)星系で謎の攻撃が報告され、目撃者は連邦の艦船の残骸を発見したと主張した。目撃者たちは残骸の漂う場所で未知の船(Unknown Ships)を見たと断言した。

6月、未知の船がフジツボと相互作用していることが発見された。観測者はその船がフジツボにエネルギービームを照射し、明らかにそこから何らかの物質を抽出していたと報告した。数週間後、イシュメル・ペイリン教授はそれらのデータを古いサーゴイドの試料と比較することによって未知の船の由来を突き止めた。 ペイリンの実験は未知の船がサーゴイドであることを決定的に証明した。

6月にはまた、多くの星系でで巨大なサーゴイドの構造物が発見された。これらの構造物のいくつかは実際に動作するサーゴイドのテクノロジーが収容されていることも判明した。未知のアーティファクトと未知のプローブがこのテクノロジーを作動させるのに使用できるという事実は、これらの物体がサーゴイドに由来するものであることを証明した。

7月、オラクル(The Oracle)と呼ばれるオセラス型スターポートが一帯のサーゴイド構造物の研究及び将来のサーゴイド研究の中心地として従事するためプレアデスセクターIR-W D1-55(Pleiades Sector IR-W D1-55)に移転した。

8月、帝国及び連邦、同盟の科学者たちが一同に集まりイージス(Aegis)という新しい組織を設立した。この組織の任務はサーゴイドに関する情報を集約し、将来のエイリアン研究を協調して行うことである。

 

そして今日、ベテランコマンダーのメイソン(Mason)に率いられた勇敢なパイロットたちはプレアデス星雲に向かい、彼らの新しい兵器を試そうとしていた。