Countdown to The Engineers Beta Livestream: Part 2

誤って書きかけの状態のものを一時的に公開してしまいました。失礼しました。

去る4月29日の早朝にTwitchのElite: Dangerousチャンネルで放送された「On the Horizon – Countdown to The Engineers Beta Livestream: Part 2」で、Executive ProducerであるMichael Brookesが明かしたThe Engineers(v2.1)及びv1.6の内容についてまとめたものが公式フォーラムRedditに投稿されていたので、それを元に内容を(今さらながら)振り返ってみたいと思います。

Mission

  • ミッ ションボード(Bulletin Board)の見た目は刷新される。各Factionに対するReputation(名声)が重要になり、Reputationが上がればより高位の人物 と接触できるようになる。各Factionの担当者はプレイヤーについてどう思っているかや、彼らがいま何をしているかについて伝えてくれる
  • System states(その星系の状況、Civil Warなど)はミッションにかなり大きく作用する
  • そのFactionの現在、近未来、直前の状況が画面に表示される
  • 犯罪組織はより違法性の高いミッションを提示するようになる。一方その他の「法を守る」組織は違法性のあるミッションを提示する際により巧妙になる(一見して犯罪性があると分かりにくい形で提示してくる)
  • ミッ ションボードの外見を変えた理由としては、1つ目はミッションの目的を一つ一つ分かりやすくする必要があったこと、2つ目はなぜこのミッションが存在する のかについてもっと分かりやすく説明したかったこと、最後に各Factionの担当者の絵を追加することでプレイヤーがよりロールプレイに専念しやすいよ うにしたかったから
  • ミッションの報酬は(海軍)ランクの高いパイロットに対してより大きい額が支払われる。ランクはミッションの難易度 と報酬に影響する。Frontier Developmentとしては、新規に始めたパイロットとすでに億万長者になったパイロットとの間でバランスが取れるようにしたいと考えており、ベータ テスト中のフィードバックを見ながら調整したいと考えている
  • 報償としてクレジットや素材(material)以外にも用意する可能性がある。内容は今のところ内緒
  • 海軍ランクを上げるためのミッションはバージョン2.1で変更する
  • Wing 全体で受けられる「Wing Mission」についてプレイヤーからの要望は認識しているがバージョン2.1では実装しない。ただしバージョン2.1ではNPCのAIが強化されてい るためミッションは一人しか受けられなくてもWingを組んで遂行したくなるかもしれない
  • 新しい種類のミッションが追加されると共に、既存のミッションについても見直しや改善が実施される
    • 新しいシナリオや種類については沢山とまではいかないが、ある程度の数は追加する
    • ミッションが複数連続するミッション(Chained mission)についてはバージョン2.1では変更しない。ただし改善は続けている
    • ミッ ション遂行中に内容が分岐するミッション(Branching mission)については、バージョン2.1では殆どのミッションが分岐する可能性があるようになる。例えば暗殺ミッションにおいて、暗殺ターゲットが プレイヤーの影に怯えて追っ手として子分をプレイヤーに差し向けるいったことが発生する。その場合、プレイヤーは子分を始末してもいいし、無視してもいい が、始末した場合には追加の報償を得ることが出来る
  • ミッションに関する長期的なビジョンとしては物語性を含んだよ りダイナミックなものにしていきたいと考えている。といっても複数の異なるMinor FactionやMajor Faction、星系の状況、Factionが抱える課題と様々な要素が絡むのでミッションシステムは動的生成を伴うものになるだろう
  • プレイヤー自身が作るミッションについては多くの作業量を伴うだろう(から現時点では実現性は低い)
  • 探索ミッションについては今回も実装しないが、今後の計画には入っている
  • 指 定された場所に行くとそこで内容が明かされる「In-space missions」は各Factionの担当者から与えられる。 また新しい種類の「In-space missions」もいくつか追加される。それらはベータテスト期間中はどこかに隠されているので誰が見つけてくれるか楽しみにしている
  • ミッションにおける制限時間はこれまでより緩和(延長)される。分岐するタイプのミッションではより多くの報酬を得られる可能性がある反面、実行するのは時間がかかるようになる
  • 特定のFactionに属する人物を殺害するよう依頼されるミッションも出てくるようになる
  • 違法性のあるミッションでは犯罪歴のない無実の人物を殺すよう依頼されることもある
  • 攻撃対象となる船はプレイヤーの海軍ランクに応じたランクになる。例えばプレイヤーのランクがMostly Harmlessなのに暗殺ミッションの標的がEliteランクのAnacondaというようなことにはならない
  • 例えばPirate Lord(海賊王)のような標的の種類が与えられるようになる
  • プレイヤーの海軍ランクに応じて内容が変わる(ランクが高い方が報酬が高いが、内容がより複雑で遂行が難しくなる)
  • ミッションの遂行に必要となる装備についてのアドバイスが表示されるようになる。例えば暗殺ミッションではFSD Interdictorを装備した方がいいとか表示される
  • 新規で始めたプレイヤーには「Welcome mission」と呼ばれるミッションが与えられる。ただし遂行する、しないはプレイヤー次第

Engineers

  • 様々 な弾薬をベースにした改造「Emissive Munitions」。サイレントランニングで航行中の船は熱を外部排出しないため、自機周辺の熱量を感知して表示するScanner(コックピットの中 央に配置されている所謂レーダー)にその機影は映らないし、同じく熱源を元に照準を固定するGimbal(自動照準)型の武器も無効になってしまう。しか しこのEmissive Munitionsによって改造された弾薬は標的に当たると自身の持つ熱で相手を覆い尽くすため、サイレントランニングで航行中の船に使用すると当てた弾 薬による熱によって相手をScannerに機影を映すことができ、またGimbal型の武器で狙うことが可能になる。また攻撃によって与えられる熱量は、 相手に与えたダメージ量に比例する。Emissive Munitionsの弾薬を当てられた船はその熱の影響を受けるが、同時に撃つ方も通常より早く熱量が上がってしまうため熱量の管理がより厳しくなる。具 体的にどの弾薬にこの改造ができるかは言及されていないが関連する動画や画像を見る限りCanonやMulti-canon、Missileといった実弾 系の武器で使用する弾薬と思われる(参考動画).
  • Beam Laserをベースにした改造「Feedback Cascade」。 シールドセルを起動させシールドを回復させている最中の船にFeedback Cascadeを当てるとシールドの回復が無効化されるだけでなく、相手のシールドを完全に剥いでしまうことができる(シールドが0%になる)。なおベー タ開始時点ではこの性能になっているが、プレイヤーからの反応を見て性能を変える可能性はある(参考動画)
  • 実 弾を発射するタイプの武器に利用可能な「Incendiary Rounds」。通常のKineticダメージではなくThermalダメージに変換する焼夷弾で威力も若干上昇する。CanonやMulti- canonといった実弾発射系の武器と相性が良い。現状では使用時に自機に対するダメージは発生しないが将来的に変更される可能性もある(参考動画)
  • Engineerによる改造は性能が向上する面と劣化する面の2つの面があるが、全体としては向上する面のほうが多い
  • Engineer による改造を受けるにはそれぞれのEngineerが住む基地に行く必要がある。ベータ開始時にはいくつかのEngineer基地が開放されているが、隠 されている基地もある。Engineer基地はこれまであったステーションや地上基地とは異なる外観を備えている(参考動画)
  • エ ンジニアによる改造はElite: Dangerousに対して大きな変革をもたらすものになるだろうと思っている。結果的にFeedback Cascadeは(当初思っていたほどは)そんなに強力じゃなかったってことになるかもしれないし、シールドセルにダメージを与えるだけになるかもしれな い。そういうったことをベータテスト中に明らかにして改善していきたいのでプレイヤーからのフィードバックを期待している

その他の改善

  • ステーションにドッキングする際や離脱する際に航空管制官の音声が流れるようになり、プレイヤーがドッキングまたは離脱する際の手助けをしてくれるようになる(参考動画)
  • ドッキングしようとしているステーションを管理するFactionと対立する関係にある場合には、管制官がそれ以上近づくと発砲すると警告するようになる
  • 航空管制官の音声には沢山の種類が用意される
  • Commsパネル内のInboxにはより多くの通信が送られてくるようになる。例えばスーパークルーズから通常空間へ脱した際にミッションに関連したメッセージを受け取ったりすることもある
  • 名声に対して「Neutral」と「Friendly」の中間に位置する「Cordial」というランクが新たに追加される。 新規プレイヤーは「Cordial」に近い「Neutral」の状態から開始することになる
  • 全ての武器の視覚効果はダメージの種類(Kinetic、Thermal、Explosive)や武器の種類によって決定される
  • 船の保険にはエンジニアの改造部分についても含まれる
  • Outfittingの画面内にその武器が実際に使用可能になるまでの起動時間(Boot time)が表示されるようになる。
  • Powerplay専用の武器については現状のままとする
  • Powerplayにしか出てこないEngineerもいるかも!
  • 他のステーションに船を移動させる手段については検討リストにはいっている(=バージョン2.1では何もしない)
  • ミサイルはシールドに対するダメージを向上させるだけでなく、若干性能アップを図る
  • ミサイルは相手の装甲(Hull)そのものにダメージを与えることは出来ないが、当たった場所の近くにある船の装備やハードポイントの武器に対してダメージを与える(参考動画)
  • ミサイルの郵送装置は向上される。「Point Defenceの時代が帰ってきた!」
  • エンジニアの改造の中にはミサイルに対するアップグレードも存在する
  • 「我々は全ての見直しを図っているんだ!」
  • ミッションを受けたプレイヤーに対してNPCの船が攪乱する情報を送ってきて妨害するというアイデアもあったが、バージョン2.1では採用が見送られた
  • これまで採掘ができなかった氷のリングでも採掘可能になる(参考動画)
  • Nav Beaconをスキャンすることでその星系全体のことが分かるようになる。USS(Unidentified Signal Source)ミッションでは、Nav BeaconをスキャンすることによってUSS内に何があるかといったことも分かるようになる