去る4月22日の早朝にTwitchのElite: Dangerousチャンネルで放送された「Countdown to The Engineers Beta Livestream: Part 1」で、Executive ProducerであるMichael Brookesが明かしたThe Engineers(v2.1)及びv1.6の内容についてまとめたものが公式フォーラムとRedditに投稿されていたので、それを元に内容を振り返ってみたいと思います。
Galaxy Mapの改善
- ブックマーク機能の追加。Galaxy Mapに表示される任意の星系を選んで、それをブックマークとして保存可能となる。ブックマークの名前は変更可能。ブックマークを利用して、登録された星系までのルート探索も可能(参考動画)
- フィルターにStateが追加される。例えばStateが「WAR」の状態の星系だけを表示する、といったことが可能になる。なお現状の表示はまだ開発中のものなので今後変更される可能性はある(参考動画)
新しい武器、装備の追加
- Huge Hardpointに搭載可能なClass 4のMulti-Canonが新たに追加される。一定時間に撃つことが可能な弾数はClass 2や1のものよりは少ないが、1発のダメージが大きいため装甲(Hull)をあっという間に削ることができる(参考動画)
- Huge Hardpointに搭載可能なClass 4のBeam Laserが新たに追加される。4つある射出口から高速にレーザーが射出される(参考動画)
- 性能が向上したClass 2および3のThrusterが登場する。小型の船での航行や、特にレースがより楽しくなる。価格は100万Cr未満
- 動画での紹介はありませんでしたが、Elite Dangerous Newsletter 120 – The Road to Beta Part 1によるとこれ以外に、Class 4のPulse Laserと、Class 3のMulti-Canonが追加されるとのこと
Engineers
- Beam Laserをベースにした改造「Regeneration Sequence」。Wingを組んだ状態で、同じWingに所属する仲間の船をターゲットしてビームを射出すると、仲間の船のシールドを回復させることができる。使用できる相手は同じWingに所属する仲間の船に限られる(任意の相手のシールドを回復させられるわけではない)。通常のBeam Laserと異なり、レーザーの色は緑色。一隻の船に対して複数の船からビームを照射した場合には、その効果は加算される(重ねがけが可能)(参考動画)
- Pulse Laserをベースにした改造「Thermal Shock」。通常のPulse Laserよりもさらに強い熱ダメージを相手に与えることができる。一隻の船に対して複数の船からレーザーを照射した場合には、その効果は加算される(重ねがけが可能)(参考動画)
- Canonをベースにした改造「Force Shell」。弾速が速く、弾が当たった瞬間に相手の船に強い衝撃を与える。小型の船の場合に特に有効で一時的に操作不能となる。Pythonクラスの船でも衝撃で船が向きを変えてしまうほどの威力(参考動画)
- Engineersによる装備の改造は武器にとどまらない。ただし現状では武器以外の改造については明かされていない
- NPCの船も改造した武器を積んでいる
- 武器の視覚効果は武器の大きさ(クラス)に応じて変わるようになる
- 動画での紹介はありませんでしたが、Elite Dangerous Newsletter #121によるとこれ以外に、Railgunをベースにした「Feedback Cascade」(Shield Cellの使用を無効化できる)、Multi-Canonをベースにした「Incendiary Rounds」(通常のKineticダメージではなくThermalダメージに変換する焼夷弾)が明らかにされています
GUIの改善
- Station ServiceのOutfittingの画面がこれまでよりもより効果的な表示に変更される。メニューなど全体的な見直しが行われると同時に、例えば既に装備済みの武器と変更しようとする武器との性能比較が視覚的に表示されるなど、より操作しやすく分かりやすいようになる予定。なお現状の表示はまだ開発中のものなので今後変更される可能性はある(参考動画)
その他の改善
- POI(Point of Interest)について、現状では人類が生息している星系から遠く離れた星系の惑星や衛星の地表にも人工的な物体が発見されたりするが、今後はそういうことはあまりないように変更する。また新しい種類のPOIも追加される
- USS(Unidentified Signal Source)も大幅な改善を予定している。船にDiscovery Scannerを搭載していればスーパークルーズ中にUSSのスキャンを行うことで有用な情報が入手できる
- Nav Beaconをスキャンすることでその星系の情報が得られるようになる。その星系の星のデータ(探索データ)も取得できるが、それをUniversal Cartographicsで売却することはできない。なおNav BeaconのスキャンにDiscovery Scannerは必要ない。
- またNav Beaconは物資回収ミッションや暗殺ミッションで有用な情報も送ってくれるようになる。
- 惑星や衛星のリングや地表のグラフィックス処理を向上させる
- NPCの船が地表の基地間を行き来したり、地上にいるプレイヤーを上空から攻撃してきたりすることもできるようになる
- 治安のいい星系ではこれまでよりも警備艇の対応が大幅に強化される
- NPCのAIを向上させ、戦闘がより楽しくなるように改善する
- 新しいSRVは2.1では追加されない
- NPCの船が地表でも地面にぶつかったりせずに飛行するようになる。ただしそのNPCのランクに依存する
- 1G以上の高い重力が発生する星ではNPCの船も飛ぶのに苦労するようになる
- 星系の状態(State)が航行する船の量や、市場の価格、ミッション等に密接に影響するようになる。また各マイナーファクションの動向にも影響を及ぼす
- ミッションの改善については今後詳しく紹介する。海軍ミッション(ランクアップ)の改善も検討しているが2.1では実施しない
その他の話題
- ゲーム内の天の川銀河で現在までに発見された星の数は全体の0.1%にとどまっている。つまり残り99.9%は未発見の状態なので第一発見者として名前を刻むチャンスはまだまだ十分にある
- Michael Brookes曰く、「The Alliance are traitors to independence(Allianceは独立派にとって裏切り者だ)」